前回出したポップン本に深夜テンションで書いたカルタクイーンいろはの歌詞考察を文字に起こしました。
本よりは多少読みやすくまとめたいと思っております。
あと本の方は誤字が多くて・・・
この曲マジで大好きなのでみんな歌詞よく聞いてくれ。
聞いて歌詞に興味持ったらこの記事読んでくれ。
かるたクイーン開幕の歌詞は、実際の百人一首の大会で試合開始時に歌われる「序歌」から始まる。
しっとりとした曲調も相まって、クソデカ感情を抱えたオタクはこの時点で激熱すぎて目頭が熱くなってしまうのだ。この曲、開始1秒からやべぇ曲なんです。
いろは歌の「我が世誰ぞ 常ならむ」から来ていると思われるこの歌詞は、原文の意味から推測するに「和歌の世界ではいつも雨が降っている」と読み取れる。
実際、「雨籠り」「雨ならで」「雨降れば」等々、雨の和歌は沢山あり、(こいつらの世界いつも雨ふってんな……)みたいなことをオシャレに揶揄している最高な一節だと思う。
続く歌詞の「千年跨ぎのコンピレーション~」もそうだが、百人一首を現代で言うところの楽曲のアルバムに例えるセンスも常軌を逸しており、このレベルの曲を当たり前のように遊べるKONAMIの音ゲーはマジですごいと思う。
攻めがるたとは、カルタのプレイスタイルの一つで相手陣地の札を積極的に狙う戦法のことを言う。
みなさんご存じだとは思うが、カルタは自陣の札を全て取りきる事で勝利となる。相手の陣地の札をとった場合は、自陣の任意の札を相手陣地に送ることができる。(これを送り札という)
送り札のセオリーはいくつかあるが、自分の好きな札を送るため試合をコントロールしやすくなるのだ。
つまり、好きな相手へのアプローチをカルタの攻めガルタに例えていると言える。
めっちゃエモい。
全ての歌詞にカルタ用語がふんだんに使用されているのでざっくり説明しておく。ベースボールヒロインのときも思ったが、作詞すごすぎる。
・Say!Say!Say!セイム!
競技カルタのルールにセイムというものがあり、札を相手と同時に触ったことを両者、もしくは審判が認めた場合、その札は札があった陣営の取り札となる。
この曲を聴いた日から、セイムは僕の中ではノリのいい合いの手になってしまった。
・はらきまりさしひけ
読札が「あ」から始まる札の二文字目の語呂合わせ。
だったのだが、僕の中では今ノリのいい合いの手である。
・わすらもち、嘆きイカ、足長おじさん、永ら牛、うっかりはけ
読札と取り札の組み合わせの覚え方で結構メジャーなものである。
「ながらうし」や「うっかりはけ」、「足長おじさん」はシンプルで、
読札
ながらへば またこのごろや しのばれむ
取り札
うしとみしよそ いまはこひしき
読札
うかりける ひとをはつせの やまおろし
取り札
はげしけれとは いのちらぬもの
読札
あしびきの やまどりのおの しだりおの
取り札
ながながしよを ひとりかもねむ
上の句、下の句を覚えやすくくっつけたものになっている。
「わすらもち」は、実際に札を見ると非常に分かりやすい合言葉になっていて、
読札
わすらるる みをばおもわず ちかひてし
取り札
ひとのいのちの をしくもあるかな
(字汚くてごめんね)
札の規定の位置に単語があって覚えやすいタイプになっている。
こういうのお洒落よね。
ちなみに、「ももしきや~」「なほあまりある~」の覚え方も「わすらもち」と同じタイプで札に「しり」という文字があり「ももしり」になる。おすすめの札だ。
・むすめふさほせ
一字決まりの札の語呂合わせ。
一字決まりについてはサビで説明するので割愛。
ここからコード進行も変わり、しっとりとしたメロディといろはの心情を表現した歌詞に、何度聞いても目頭が熱くなってしまう。
競技カルタはスピードが命で、基本は払い手と呼ばれる札を薙ぎ払う取り方が主流だ。
抑え手は、上から下に押さえつけるように札をとる取り方で、払い手に比べてスピードでは劣るが、より精度が高くお手付きのリスクが低い。
彗星の魔女視聴者は、12話のラストでエアリアルが兵士を押しつぶす動きが正に「押さえ手」なので、それを思い出してほしい。
札を取りに攻めたいけど間違えられない!
絶対に取りたいからこそ押さえ手。っていうカルタ的視点と、気持ちを抑えるという恋愛的視点をうまく掛けている。
もはや芸術でしょ、これ。
戻り手とは、相手陣営の領空に一瞬侵入して自陣の札を取るフェイント技だ。
自陣、相手陣に似てる札がある場合、かなり効果を発揮する。
百人一首は恋の歌がめっちゃ多いのだが、競技カルタのこの駆け引きも恋みたい。
カルタくそエモくない?
ここの盛り上がり最高すぎるよね。
さっきまでの駆け引きを完全に捨て去り、ガンガン攻めに転じる感じの一節だ。
友札というのは、最初の文字が途中まで同じ歌の札のことを言う。
例えば、「わたのはら」から始まる歌は2つあるため、こういう札を友札という。
「わたのはら」の場合、第2句の1文字目が詠まれるまで、どっちの札を取ればいいか分からないのだが、いろはちゃんは「人に奪われるくらいならお手付き覚悟で両方薙ぎ払う!」っぽい。
実際の競技カルタでもままあるシーンだが、それをそのまま恋に置き換えたくそエモい歌詞である。
補足だが、大山というのは、第一句が全て同じ和歌のことを指す。(つまり決まり字が6文字以上の札)
先述した「わたのはら」や「あさぼらけ」等が該当する。
第一句が詠み終わるまで札が確定しないため、ほかの札と比べてかなり待たないといけない。
「大山待てない」というのは「そんな長時間待ってられない」(ちょっとニュアンス違うけど)みたいな意味だと思うんだけども、あまりにも自然な言葉で正直ビビってる。
カルタそんなに詳しくないから「大山待てない」って慣用句もし存在してるなら教えてほしい。。。
この歌で一番頭悪い歌詞。
IQ3くらい。
譜面も頭悪い。
一字決まりというのは、最初の1文字が詠まれた瞬間札が確定する歌のことを指す。
先ほどでてきた「むすめふさほせ」がその語呂合わせになる。
例えば、「む」だったら「むらさめの~」しか存在しないため、「む」が詠まれた瞬間「きりたちのぼる」が取れるわけだ。
しかし、競技カルタでは「む」が聞こえてから動くのでは遅いのである。プレイヤーの皆さんは子音の「m」が聞こえた瞬間「きりたちのぼる」の札めがけて飛び出す。
競技カルタ、普通にイカツイ。
運命戦というのは、次詠まれる札をとれば試合が決する状況のことをいう。
サビのこの一節に、いろはの全てが詰められているのだ。
IQ3の歌詞。
譜面もIQ3。ここでゲージ消し飛ぶ。
何度か言っているが、百人一首は恋の歌が多い。
恋心を和歌の心と言い換えてると解釈できる。和歌の意味を知れば知るほど恋の切なさみたいなのを感じるってちはやが言ってたきがするし。
度し難い恋心抱いていけみたいな意味じゃないでしょうか、知らんけど。
ゲージは全然いい感じじゃない
以上。
誤字脱字あったら教えてください。
全人類かるたクイーンいろは聞いてくれ。